第17回奈義MOCA観月会 <月と大地と太陽の声>

第17回奈義MOCA観月会 
<月と大地と太陽の声>
チベット音樂演奏会〜
2010  9・25(Sat.) Nagi MOCA
 
◆主な演奏曲目
(1)働きものの星(詩:瀧口修造から宮脇愛子へ。作曲:タシ・クンガ)
(2)ダウェシュヌ(月の曲、チベット古典音楽)
(3)チェレシー(千手観音、チベットオペラ)
(4)青い湖(チベット・アムド地方の唄)
(5)麗しきラモ・ブティ(チベットの古い恋歌)
(6)チョラ・セーチュン(チベットの古い恋歌)
(7)麗しき姿(チベット古典音楽)
(8)ランゼン(自由)
(9)トウ・ペー・ルー・ヤン(ダライ・ラマ法王の師が贈った詩を歌った曲)
(10)ソナム・パンゲ(花の咲きほこった平原)
                               他

■演奏者経歴
◎タシ・クンガ(本名:空閑俊憲)                                  
北九州市出身。美術を東京で学んだ後、1979年暮れより現在に至るまでニューヨークに在住し、画家として活動。1998年秋からチベット三味線を引き始めて以来、毎年アメリカ国内のチベット社会に招かれその祝賀会で演奏する。2003年、日本人として初めてダライ・ラマ法王の御前でチベット古典音楽を披露する。2004年、テーチェン、チミ・ユドンと共に日本国内で公演する。2009年4月、法王来熊のおり、蓮華院誕生寺に招かれ演奏。同年7月、日本ダライ・ラマ法王事務所に招かれ、法王御誕生日祝賀会のために同メンバーで演奏。数多くの公演を続けている。

◎テンジン・クンサン                                        
1983年インド生まれ。チベット難民三世。ダラムサーラにある芸術舞踏団<TIPA>に8年間所属。チベット伝統舞踊、楽器演奏、歌唱などを学ぶ。作曲も手がけている。またインド映画にダンサーとして、チベット映画では俳優として出演。最近の映画、チベット伝説の盲目の音楽家、アチョ・ナムゲル物語<Shey Kyi Jinpa>では若き日の主人公を演じている。<非暴力と平和のためのガンジー派センター>ではガンジーの人生を伝える会でヒンズー古謡を歌っているが、そのことはインド人歌手でさえ名誉とされている。チベット難民として、チベット音楽の伝統を今日にしっかりと守りつづけている若い世代の有望なミュージシャンである。